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国立民族学博物館(万博記念公園内デス(*’∇’*))

2011年 6月 8日 14:17|その他|odashi

国立民族学博物館をご存知でしょうか。

万博公園内の、太陽の塔の後姿が見える辺りにある

文字通り「民族学」の博物館です。

社会見学で何十年か前に行ったきりだったのですが、

非常に面白かった記憶が残っていたのでどうしても再訪したくて行ってきました(っ・∀・)っ

今回見学したのは

特別展示「ウメサオタダオ展」・「梅棹忠夫の眼」と常設展示。



実は、【梅棹忠夫】さんという方を、ほんの1週間前まで全く知りませんでした。

国立民族学博物館創設の館長さんで、「知の巨人」と呼ばれ、日本の民族学の基礎を築いた方で、

去年の7月3日にお亡くなりになったそうです。

かなりすごい方だったようで、私はこの方の個性に圧倒されて完全に中てられてしまいましたΣ(゚∀゚*)






大量のメモとスケッチ、写真、地図や様々な資料・・・

膨大な量のそれを整理し系統化し文章に変える方法論は「知的生産の技術」という

本にもされているほどなんですが、中途半端なマメさではとてもムリ(´Д`;)

大変緻密で几帳面な方だったようです。

著作も多く、全部で22巻の全集になっていました。





ただウメサオさんの言葉はとてもわかり易く、

視点には先見性があり、非常に客観的で冷静。

展覧会では全集の見本がおいてあり、自由に手にとって読むことが出来たんですが、

どの巻も気をつけていないといつまでも読みふけってしまう危険な本でありました・・・(*´Д`)=3

フィールドワーク中に撮影した写真展「梅棹忠夫の眼」と併せて、

6/14までやっているので、ご興味のある方はぜひ!

さて次は常設展示です。

地域別に分けられた展示、何がすごいって、

写真撮影自由、触れるものは触ってOK(もちろん最低限のマナーは厳守!文化財ですから)なところ!

どきどきしながらいくつか触らせてもらってきましたO(≧∇≦)O


カナダのトーテムポール。動物の精霊の像。

 

 ヨーロッパの家具。繊細な感じ。



インドの天球儀。インドでは昔からホロスコープが盛んなんだそう。


アフリカの儀礼用彫像。同じ動物の精霊でも、カナダとはずいぶん感じが違います♫



ネパールの阿弥陀さま。





こちらはネパールの閻魔さま!日本のと似てるような似てないような・・・



北海道アイヌの衣装。模様が独特。



岩手のお祭の人形。鹿神様、シシガミさまと読みます。シシガミとは山の神様のこと。

あと、写真は無いのですが

ミクロネシア・ポリネシア地方の「スターナビゲーション」はすごかった!

コンパスも、海図もな~んにもなしで

星の位置と波やトリの様子、

存在するけど見えない島(つまり架空の島)との位置関係だけで

何十キロも離れた島まで航海します!ナント(・ω・ノ)ノ!

1975年に開催された沖縄海洋博のときには

なんと沖縄まで3000キロを見事航海したそうです。

あ、ちなみに船は木製カヌーです・・・

(もちろん大変よく出来たものなんですが・・・でもスゴイ)

何十年前の感動の記憶はホンモノでした(*´∀`*)

ただ一つだけ問題があるとすれば、

私は11:00について17:00までいたんですが、最後はもう駆け足状態。

開館の10:00からいたとしても回りきれるかどうか(-д-;)

これでなんと420円!!お得すぎやしませんか・・・(; ̄□ ̄

そんな「国立民族学博物館」ですが、

興味がある方はぜひ一度お運びくださいd(^^*)

博物館の利用案内ページです☆

http://www.minpaku.ac.jp/museum/information/index.html

最後に。

万博といえば!



岡本太郎さんの背中。

私の中では太陽の塔=岡本太郎さんになってしまっています(・・;)



バラと一緒に。

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